「財産管理のための知識」「後見事務の実際」について講義を行いました

 こんばんは、村松綾子です。

 

 本日(10月16日(日))、「財産管理のための知識」「後見事務の実際」について、埼玉県社会福祉士会のぱあとなあで、社会福祉士の成年後見人養成研修受講者を対象に、zoomにて講義を行いました。

 御参加・御協力いただきました皆様、ありがとうございました。

 

 ところで皆さまは、成年後見人を務めている専門職(プロ)の多い職業をご存知でしょうか?

 

【成年後見人を務めている専門職】

1位 司法書士

2位 弁護士

3位 社会福祉士

 

 となっております。

 この中で、福祉分野の専門職は社会福祉士であり、成年被後見人に対する身上監護の面で、他の専門職より優れているといえるでしょう。

 成年後見人を選任する裁判所も、法律の専門家であり、今までは財産管理面を重視する傾向がありましたが、最近は身上監護面を重視する傾向があると感じています(村松の私見です)。

 具体的には、今までは、交通事故・遺産分割などは、法律問題がある成年後見事件は弁護士が行うことが多かったのですが、最近は、法律問題が複雑な成年後見案件も、社会福祉士に割り振られることが増えている傾向です。

 その結果、社会福祉士が成年後見人を務めている案件について、弁護士に相談することが今後増えていくと思います。

 

 ご本人のより良い支援を促すためには、弁護士・社会福祉士の専門職が連携をすることが不可欠です。

 私も、今後も引き続き、弁護士会と社会福祉士会の懸け橋になれるよう、微力ながら努力していきたいです。

「民法改正における子ども支援への影響」について講義を行いました

 こんばんは、村松綾子です。

 

 本日、「民法改正における子ども支援への影響」というタイトルで、社会福祉士会で講義をしました。南浦和はらだ法律事務所の原田茂喜弁護士、当事務所の大谷部雅典弁護士と、3人で講師を務めました。

 18歳が成人となるのは良い点もありますが、未成年後見人は18歳で終わってしまうため、必要な支援が受けられない若者が増えてしまう点で、望ましくありません。

 18歳だから、1人でアパート契約などを判断するのは事実上困難であり、立法的な解決が必要です。

 

 子どもが自分で法的な意見を言うことは、なかなか難しいです。大人が、子どもの視点に立って立法的な不備を改善していくことが大切です。

 今回の講義で、いろんな問題点を共有できたと思います!ご参加頂きました皆様、ありがとうございました!

 

 

With You さいたま 開設20周年記念イベントに出演しました

こんばんは、村松綾子です。

 

本日13時30分から16時40分まで、With You さいたま開設20周年記念イベントに、トークセッションのメンバーとしてゲスト出演いたしました。

短いトークセッションでしたが、私自身とても勉強になりました。

 

以下、簡単に共有した課題を書かせていただきたいと思います。

 

1.男女共同参画を実現するために、男性と女性が安易な対立構造にならないように話し合いをするにはどうしたらいいか?

2.公共施設には、若者が来づらい傾向にある。LGBTQの方の支援や、デートDVの問題など、若者にWith You さいたまに来てもらうにはどうしたらいいか?

3.育児や介護・DVなどのさまざまな事情により、直接With You さいたまに来ることができない県民の方の支援をどのようにすべきか?

4.With You さいたまでイベントを催すだけではなく、さまざまな支援者を養成する仕掛けづくりをどのようにすべきか?

5.埼玉県民の子育てのしやすさはまだまだ不十分であり、その改善をどのようにすべきか?

 

 課題はまだまだありますが、先人の方々の努力結晶をさらに開花させられるように、私も本当に微力ながら頑張っていきたいと思います。

「ほっとラウンジ」を訪問しました

こんばんは、村松綾子です。

 

本日、知人の社会福祉士さんが理事を務める、就労継続支援B型「ほっとラウンジ」に遊びに行きました。

そもそも、就労継続支援B型とは、「障害のある方が、一般企業に就職することに対して不安があったり、就職することが困難な場合に、『雇用契約を結ばずに』生産活動などの就労訓練を行うことができる」事業所及びサービスです。

ほっとラウンジでは、いつでもクッキーの買える「まちのちいさなクッキー屋」を常設しています。「ほっと」できるカフェも併設中です。

ほっとラウンジは、お客さんも障害のある利用者の方も、お互いほっとできる空間がありました。

 

正直、私も就労継続支援B型の施設に対して、あんまりおしゃれではない、お菓子もそんなに美味しくないという、無意識の中に偏見があったように思います。

しかしながら、ほっとラウンジはそれを見事に打ち破ってくれました。

とってもおしゃれなカフェで、たくさんのクッキーと美味しい紅茶を頂きました。

クッキーの種類もとても豊富でリーズナブル。私が頂いたラムレーズンクッキーも、香りが良くてとても美味しかったです。

 

今度は、夏限定のレモンクッキーを買いに行こうと思います。皆様もぜひ足をお運びください。

以下、「ほっとラウンジ」のホームページを引用しておきます。

———————————————————————————————————-

【Q&Aコーナー】

Q.施設ではどのように過ごすのですか?

A.作業や各種プログラムは、スケジュールミーティングで内容や日程を決めます。
  体調やその日の状態によって、どのプログラムに参加するかご本人が決めてください。

Q.いつ通えるのですか?

A.月~金曜日です。土・日曜日と祝日がお休みです。
  10時~16時の間で、都合のいい時間、利用できます。

Q.利用料はいくらですか?

A.原則無料ですが、厚労省の定めに従って利用者負担が発生する場合もあります。ご相談ください。

Q.登録するには?

A.まずは、区の相談支援センターで利用希望の相談をしてください。
  見学・体験利用を経て、本登録の希望があれば、区の相談支援センターと区役所で手続きとなります。

 

「女性の権利110番」弁護士による無料法律相談を実施しました

こんばんは、村松綾子です。

 

本日(令和4年6月23日(木))10時から16時まで、女性に対する暴力(ドメスティック・バイオレンス、ストーカー、セクシュアル・ハラスメント)や離婚に関する諸問題、職場における差別、LGBT、同性婚に関することなど、「女性の権利110番」(弁護士による、女性の権利一般に関する無料電話相談)を実施しました。

埼玉弁護士会でこれらの問題に詳しい弁護士が、対処の方法や正しい法律知識を提供し、適切なアドバイスを行いました。

毎年実施しております。来年もお気軽にご相談ください。