こんばんは、村松綾子です。
第49回 埼玉県婦人問題会議 全大会にて、「弁護士活動を通じて見る女性の生きづらさ」というタイトルで講演をしました。
昨今の問題として、インターネット・SNSの普及により、女子高校生や女子大学生が危険な人(犯罪をする人等)にすぐに出会えてしまう怖さについて、お話をしました。
村松は、女子高校生のほぼ100%近いお子さんが携帯電話を所持し、インスタグラム(通称「インスタ」)をしているお子さんが99%、そのうち、知らない人から連絡をもらったことがあるお子さんが99%以上、というアンケート結果を得ました。
(※村松が、出張講義をした高校でアンケートを取った結果)
このような中で、ちょっと家庭内がごたごたしていたり、学校に居場所がないと感じた子が、インスタに連絡をよこしてきた他人に、寂しさから連絡を取ってしまうことはあり得ることだと思います。
「インターネットをするな」「インスタをするな」を、お子さんたちに言うのは、今の時代、現実的ではありません。
〇SNSで知り合った人と会わない
〇仮に会うとしても、相手の自動車に乗らない、相手の家・カラオケ・漫画喫茶などの密室空間で会わない、個人店では相手とグルの可能性があるので会わない
〇マクドナルドやスターバックスなど、チェーン店の中で会って、その日はその場で必ずお別れする
〇昼間の時間帯に会う
〇会った人について、家の人や友人に報告する
など、現実的な自衛策を子どもに伝えていくことが必要だと思います。
女性問題に関心がある、たくさんの行政職員の方や議員の方など、多数の方にご参加いただきました。本当にありがとうございました。