第24回精神保健福祉士試験を受験しました②

 こんばんは。弁護士・社会福祉士・保育士の村松綾子です。

 

 今回は、前回の記事の続きで、第24回精神保健福祉士国家試験(専門科目のみ)の受験についての、村松の受験勉強について記載いたします。

 忙しい社会人の方に、少しでもご参考になればと思います。

 

1.ダブル受験はきついので、分けて受験しましょう

 福祉系の学生の方は、社会福祉士と精神保健福祉士のダブル受験をする方が多いですが、忙しくて勉強時間が取りづらい社会人にはお勧めしません。

 村松は、社会福祉士を合格した後に、精神保健福祉士を受験したので、共通科目免除となり、今回は専門科目のみなので、気持ちがかなり楽でした。

 

2.精神保健福祉士は、素敵なテキストが少ない

 社会福祉士と比べて、受験用のわかりやすいテキストは少ないです。

 中央法規の「受験ワークブック」は、分厚いし、持ち歩くのに不向きです。忙しい社会人がこれを通して読むのは時間的に難しいと思います。

 中央法規の「見て覚える国試ナビ専門科目」がコンパクトにまとまっており、まだお勧めです。

 これを通勤の電車の中で、パラパラ見るだけでもいいと思います。

 

3.過去問を解きましょう

 「過去問を3年分できればベストだ」と思います。

 ちなみに、村松は偉そうに言っていますが、本業の仕事が忙しく、勉強時間が取れなかったので、第23回国家試験を事前に何とか解いて、第22回国家試験の過去問は、受験当日の朝から解くというより読んでいました。村松流は、皆様にはお勧めしません。

 通常、試験当日は、過去問の間違えたところを重点的にするべきですが、村松はそれだと過去問1年分しか事前に解けなかったので、新規の問題を見て、わからないことも多く、試験直前に不安になりました。

 皆様は、できれば試験前日までに過去問3年分を解いて、当日は復習のみをする、という王道をお勧めします。

 

 次回は、今回の試験を受けた試験内容の雑感について記載したいと思います。

 

 

第24回精神保健福祉士試験を受験しました①

 こんばんは。弁護士・社会福祉士・保育士の村松綾子です。

 

 令和4年2月5日(土)、第24回精神保健福祉士国家試験を受験しました。

 村松は、社会福祉士の資格を有しているため、共通科目が免除となり、精神保健福祉士の専門科目のみ受験をしました。

 受験会場は、流通センター駅のTRC(浜松町から東京モノレールに乗ります)です。以下、受験の感想を記載いたします。来年、受験する方の参考になればと思います。

 

1.着脱できる暖かい服を着て行ったほうが良い

 まず、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、試験中も換気をしていました。

 そのため、試験中もとても寒いです。試験直前に、寒くてトイレに行く方もいらっしゃいました。

 

2.試験会場には早めに行きましょう

 かなり試験会場が広いので、迷子になる人もいると思います。私も午前11時半ごろに会場につきました。

 その分、試験会場が開くまでは、外で待っているので寒いです。

 

3.お昼は持参をした方が良いかもしれません

 近くにローソンがあります。しかしながら、かなり混むので、できれば、お昼は持参をした方がいいと思います。

 ローソンを利用するのであれば、現金以外のSUICA(スイカ)などの決裁であれば、セルフレジを利用できるので、少し並ばなくて済むかもしれません。

 村松も、おにぎりと暖かい飲み物をSUICAで購入したので、それほど並ばなくて済みました。

 

4.トイレは早めに行きましょう

 試験会場の女子トイレはとても混み合います。

 

5.絶対に鉛筆を持っていきましょう

 シャープペンは危険です。

 試験開始直前に、机に置いて良いものは、消しゴム、鉛筆、シャープペン、カラーペン、ティッシュなど拭くものだけです。筆箱もお茶等の飲み物も禁止です。

 そして、なんと「シャープペンの替え芯も机に置いてはダメ」と試験官に言われました。

 衝撃です。シャープペンの中にある芯がすべて折れたら、マークシートを塗りつぶすことができず、アウトです。

 試験官に言えば、鉛筆は借りることができると思いますが、できれば鉛筆を持参した方がいいと思います。

 

 次回は、精神保健福祉士の勉強法について記載したいと思います。

 

桜田ベンゴが新埼玉法律事務所に来ました

こんばんは。弁護士・社会福祉士・保育士の村松綾子です。

 

新埼玉法律事務所にも、埼玉弁護士会(←クリックでホームページが別窓で開きます)の公式キャラクターの『桜田ベンゴ』が来ました!

背中の六法全書がカワイイですね。埼玉弁護士会の認知度アップに貢献してくれると思います。

  

離婚調停に子どもを連れて行ってもいいのでしょうか?

こんばんは。弁護士・社会福祉士・保育士の村松綾子です。

 

本日は、離婚調停の際によく聞かれる、

「Q 離婚調停の際に、裁判所に子どもを連れて行ってもいいのでしょうか?」

という質問にお答えします。

 

A 事前に裁判所に相談をして下さい。

 事前にご相談いただけないと、お部屋の関係など、裁判所も困ってしまいます。

  そこで、調停の係属証明書や調停員から渡される調停期日のお知らせの紙を提出して、保育園の一時保育を利用して、お子さんを保育園に預けて、調停に出席される方もいます。

 どうしても預け先がない場合や、一時保育を利用する金銭的な余裕がない場合には、自宅や代理人弁護士の事務所の電話で、調停を実施できる場合があります。

 当事務所に、離婚調停事件などについて依頼を受けている方の場合、お子さんを連れて新埼玉法律事務所にお越しいただき、お母さんが裁判所と電話調停をしている間に、お子さんが別の部屋に待機できる年齢であれば、別の部屋で遊んで待ってもらうこともできます。

 

 私が弁護士になりたての頃など、電話会議もなく、どうしても依頼者の方が、ご自身の赤ちゃんを裁判所に連れて行かなくてはならず、離婚調停中に赤ちゃんが泣き出してしまい、村松が赤ちゃんを抱っこして、裁判所の廊下をふらふら歩いたこともあります。

 また、赤ちゃんの場合にはいいのですが、4歳以降になってくると、いろいろな言葉もわかってくるので、離婚調停の際にお子さんを同席させることが望ましくない場合もあります。
 離婚調停は、相手方(子の父親)を悪く言う部分もあり、お子さんのアイデンティティを傷つけない観点から、あまり離婚調停の内容をお子さんに聞かせない方がいい場合があります。

 しかしながら、お子さんを祖父母や保育園などに預けられる環境が整っている方ばかりではないので、臨機応変に対応せざるを得ないと思います。


判断に迷われた際には、事前に裁判所や担当弁護士にご相談下さい。

認知症初期集中支援チームのサポート

 こんばんは。弁護士・社会福祉士・保育士の村松綾子です。

 

 本日は、認知症初期集中支援チームについてお話をしたいと思います。

 私は弁護士・社会福祉士として、成年後見人を利用したいというご家族から、以下のような相談をよく受けます。

 

Q 父が認知症のようです。しかしながら、父は「自分が元気だ!」と言い張っていて、なかなか病院に行ってくれません。どうしたらいいでしょうか。

 成年後見の申立てもしたいのですが、医師の診断がないと難しいと言われてしまいました。どうにかして、父に病院に行ってもらう方法はないのでしょうか。

 

A 認知症初期集中支援チーム(←クリックで、さいたま市ホームページが別窓で開きます)のサポートを利用する方法もあります。

 認知症初期集中支援チームとは、認知症サポート医、医療・福祉・介護の専門職(看護師、精神保健福祉士、社会福祉士等)で構成される、認知症の支援チームです。

 さいたま市では、「認知症初期集中支援チーム」を5チーム設置し、認知症の方や認知症の疑いのある方、また、その御家族に対し、早期対応の支援を開始します。

 

 認知症の方も、なかなか家族の言うことは聞いてくれないけれど、第三者である看護師や社会福祉士が病院に付き添うことで、病院の受診を断固拒否していた認知症の方の態度が和らぐことがあります。

 対象となる方は、さいたま市内に居住する40歳以上の方で、在宅で生活しており、かつ認知症が疑われる方又は認知症の方で、次のいずれかに該当する方。

①医療サービス、介護サービスを受けていない方、または中断している方で以下のいずれかに該当する方

・認知症疾患の臨床診断を受けていない方

・継続的な医療サービスを受けていない方

・適切な介護サービスに結び付いていない方

・介護サービスが中断している方

②医療サービス、介護サービスを受けているが、認知症の行動・心理症状が顕著なため、対応に苦慮している方

 

 まず、チームの利用にあたっては、地域包括支援センター又は各区役所の高齢介護課にお問い合わせください。